美容部員の辛いところは、
遅刻・欠勤が断じて許されないところです。
私、美容部員になる以前は、
美容関係の小さな商社で
デスクワークの毎日を送っておりました。
雪が降れば自宅待機。
毎日使う路線で人身事故が起これば、
遅延証明書を提出すればお咎めなし。
しかし、美容部員は違います。
雪が降れば遅刻を想定して、普段の電車より
1時間半以上前の電車に乗るのは当たり前。
人身事故が起こった場合も
『電車は事故がつきものなのだから、
あなたが早く家を出ないのが悪い。』
と叱られる。
若かりし頃、
『それって、配属先から歩いて来られるくらい近くに住まない限り
100%解決しない問題ですよね?私に落ち度があるんですか?』
と反論したところ、上司の逆鱗に触れました。
私の言っていること、あながち間違いでもない気がするのですが、
客商売たるもの『規定の時間にきっちり人員を揃える』
ということに大きな意義があるそうです。
欠勤も然り。
『38.5度以下の熱では休まない。』
『生理痛?薬飲んで我慢しなさい。』 と。
私自身はこういう根性論嫌いなんですが、
どうも美容部員には、無茶をすることや、
勤務時間外に仕事に対して時間を割くことを当然と考える、
いわば『奴隷体質』が染み付いているようです。
私も、根性論は嫌いと言いつつ、
それに従っています。
規定の時間に来なければ、
お客様に迷惑をかけるのは事実です。
それは避けなければいけない問題です。
遅刻・欠勤が許されない、オフィスワークとは
まるで違う仕事に対する姿勢が存在しています。
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